お茶の歴史

お茶の歴史⑨

投稿日:2017年4月12日 更新日:

お茶の健康効果が次々に明らかになっている一方で、家庭でも、急須で丁寧にお茶をいれる習慣が減っています。お茶を飲む習慣は徐々に日本 から失われつつあります。日本での緑茶の生産量と、国内消費量も減少傾向にあります。

お茶を毎日飲むだけで、びっくりするくらいの健康効果があるのです。

お茶の歴史⑨

お茶の魅力は中国から世界へ

中国が原産といわれるお茶は、どのようにして世界へ広まったのでしょうか。 およそ5000年前の中国の神話にお茶が登場します。1400年ほど前には朝鮮半島に、1200年ほど前には日本に、それぞれお茶が伝えられたとされます。ヨーロッパへは約400年前からお茶が運ばれるようになりました。
アジア諸国には、中国から仏教とともに伝えられた先進技術・文化の一つにお茶がありました。西欧諸国には、海を越えた遠い異国の珍しい産物として伝わります。

お茶の伝播

中国から、まず周辺の国々に広がり、西はチベット、カシミール、中央アジア、イラン、イラク、コーカサス、さらにアフリカ北岸にまで伸び、 東は朝鮮、日本に渡り、北は蒙古、シベリヤに広がって東アジア全域に及ぶのである。
中国の茶が最初にヨーロッパに送られたのは、1610年で、オランダの東インド会社が中国のマカオと日本の平戸から緑茶を買い付けて、これを自国領土のジャワのバンタムに送り、さらに船でヨーロッパに転送したものとされている。 これらの茶はさらにポルトガルやオランダの宮廷社会に入り珍重された。 やがてオランダ商人は1657年海を渡ってイギリス海岸に中国の茶を送り込んだが、これがイギリスで人気を呼んで、茶の需要がまたたく間に広がって、 東洋への憧れと茶の自力輸入への熱望となって海洋熱がおこり、スペイン、オランダ、ポルトガルと東洋交易を争い、イギリスが海の覇者となって東洋交易を独占するにいたるのである。 イギリス東インド会社が中国茶をロンドンに運んだのは1669年ジャワのバンタムからロンドンに輸入したのをきっかけに、オランダとの茶交易の競争が激化していった。

 

その頃のお茶は、薬として珍重されていました。お茶を飲むと眠気が吹き飛び、集中力が高まり、消化が良くなり、二日酔いが治まり、解毒になると。

一方で、「お茶は毒だから飲まない方が良い」という反対論も出るほどだった。
やがて、お茶は、し好品となり、各地の文化に組み込まれていきます。緑茶から紅茶へとお茶の好みが変わる地域もありましたし、塩、砂糖、ミルク、スパイス、ハーブなど、他の食品をお茶に合わせる地域もありました。数々の道具類、マナーやルールが生み出され、社交の場に欠かせないものになったり、喫茶方法の流行が生まれたりしてきました。生産量の増加に伴い、階級、性別、年代を超えた多くの人々がお茶に親しめるようになっていきます。
ロシアやイギリスなどいくつかの国では、禁酒政策によってお茶の普及に拍車がかかりました。宗教的な戒律によりお酒を飲まない人々にもお茶は受け入れられました。
こうしてお茶は世界に広まり、その需要は千年を超えて増えています。

最初は薬として扱われていたお茶も、だんだんに、文化の香りがする飲み物になっていった!

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